変わらない体質

こんにちは!過日、大学院の卒業式を終え、入社式まで後1週間となってしまいました。。。

6年間同じ学び舎で過ごしてきたので、色んな思い出がありますが

入社式まで時間がないのであまり感傷的にならないようにしている今日この頃です(笑)。

大学、大学院で学んだ一番大きなことはとにかく「自分で物事を考えて、行動すること」が大事だなって思いました。特に就職活動中に前述のことを感じました。

大学、大学院って小中高みたいに何の制約もないので、だらけようと思えばどんだけでもゴミみたいな生活できちゃいます。(私も人のこと言えないですが、、)

だからこそ、主体性が大事で、他人に言われたからやるんじゃなくて、自分で動くことが大事なんでしょうね。。

社会人はより既述の様相が強くなると思います。社会人は基本的に節目がないので(入学式、文化祭、体育祭、卒業式)、自分でしっかり考えて行動、目標設定、セルフコントロールしないと、所謂「社畜」になっちゃう気がします。うーん、怖いですね。就活生の人も、今のうちからしっかり自分をコントロールする練習をしてみて下さい。

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さて、前置きが長くなりましたが、本日紹介する本は下記になります。

タイトル 「失敗の本質」 日本軍の組織論的研究

著者 戸部良一 et al.

過去の記事で「戦略」は軍事学に由来することを述べました。その本の中にあった一例である「ミッドウェー海戦」の過去の失敗に興味を持ったので、こちらの本を読んでみました。

ミッドウェー海戦の失敗の原因については、過去の記事で述べましたが、「ノモンハン事件」、「ガダルカナル島」などの日本軍のターニングポイントになる出来事を用いて、組織の在り方について述べています。

例えば「ノモンハン事件」だと満州にいた関東軍、すなわち現場の人々と大本営、すなわち本社の人々の意思疎通がうまくいかなくてソ連軍に大敗を喫した事件です。

現場の力が強くなりすぎて、本部がコントロールできなくなってしまったそうです。関東軍の権限を拡大し、すべて現場に任せるようになりました。企業でも同じですよね。営業などのフロントの人々が突っ走りすぎると、大損失を被ってしまいます。本社のバックオフィスの人がしっかりフロントをコントロールして、うまく牽制しないといけないですね。

まあ今の日本は、現場に権限を与えなさ過ぎて、スピード感に欠けている気がしますが(笑)。

こんな感じで日本軍が大敗を喫した話を用いて、日本の組織論について研究しつくされた一冊となっています。

最後に私自身、一番問題だなと思うのは「ご都合主義」ですね。物事を都合よく考えすぎる点かなと思います。大東亜戦争開戦当初、日本軍は結構強かったので米軍をなめてました。

何の根拠もなしに、「米軍は精神的に軟弱だから、大和魂をもってすれば勝てる」みたいな感じの謎の精神論がまかり通ってました。物量では到底勝てる相手ではなかったのにも関わらず、、

現実と向き合わないため、倒産していった企業は数多くあります。(例えば山一証券やリーマンブラザーズです、最後まで公的資金投入されると信じてました。)

目の前の嫌な事からも、逃げないように社会人頑張りたいですね。。


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理系院生から総合商社パーソン

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